網点(ハーフトーン)の仕組み
印刷ガイドライン
網点(ハーフトーン)の仕組み
オフセット印刷では、色の濃淡を網点(あみてん)と呼ばれる小さなドットで表現しています。
網点による濃淡表現
印刷機はインキの濃さを変えることができないため、点の大きさや密度を変えることで、人間の目に濃淡として認識させています。
この技術により、CMYKの4色のインキだけで、無数の色や階調を表現することが可能になっています。
K100%
K50%
K10%
低濃度カラーの注意点
10%以下の濃度で起こる問題
カラー濃度が10%以下に設定されたデザインは、以下の理由で視認性が低下する可能性があります。
網点の間隔が非常に広くなる
薄い色を表現するため、網点同士の距離が離れます。その結果、細い線や小さな文字では点がまばらになり、かすれて見えたり、判読しにくくなったりします。
印刷機の構造上の限界
オフセット印刷機の精度には物理的な限界があり、極めて小さく薄い点を安定して再現することが困難です。
影響を受けやすい要素
用紙による違い
上質紙系の用紙は表面に凹凸があり、インキの定着が不安定になりやすいため、低濃度のデザインがさらに薄く見えることがあります。 薄い色で細かい要素を表現する場合は、コート紙など表面が平滑な用紙の使用をおすすめします。
推奨サイズと線幅
印刷で確実に再現できるデザインにするため、以下の基準を推奨いたします。
| 線幅の推奨値 | 0.25pt以上 | 0.1pt未満の線は、モニター上では表示されていても、印刷時にはほぼ出力されません。髪の毛のような極細線を表現したい場合でも、最低0.25ptを確保してください。 |
| 文字サイズの推奨値 | 6pt以上 | 6pt未満の文字は可読性が著しく低下します。特にカラー(CMYK)で設定された小さな文字は、網点のズレにより文字がぼやけて見える場合があります。 |
特に注意が必要なケース
これらの組み合わせは印刷で正常に再現されない可能性が高くなります。
データチェックについて
上記のような低濃度・細線・小文字の視認性に関する問題は、データチェックの対象外となります。
入稿前に以下の点をご確認ください: