断裁(仕上げ)工程について

印刷ガイドライン

断裁(仕上げ)工程について

原因

断裁ズレが発生する理由

  • 多面付け印刷: お客様からお預かりした印刷データは、印刷コストを抑えるために、1枚の大きな紙に複数のデータを付け合わせて(多面付け)印刷されます。
  • 重ねた状態でのカット: その後、仕上がりサイズに断裁する際、数百枚の紙を重ねた状態で一度にカットを行います。

※ この際、紙のわずかな伸縮や、機械的な制約により、どうしてもわずかなズレが生じることを完全に避けることができません。

許容範囲について

上記の理由から、当社では仕上げ断裁で生じる以下のズレを許容範囲内とさせていただいております。

  • 一般の商品: 2mm未満のズレ
  • PP加工商品:3mm未満のズレ

※ 誠に恐縮ではございますが、この許容範囲内のズレにつきましては、ご返品や刷り直しの対象外とさせていただいております。あらかじめご了承をお願いいたします。

お客様へのお願い:予期せぬ仕上がりを防ぐ対策

断裁のズレによって、デザインが予期せぬ仕上がりになってしまう(例:文字切れ、白い縁が出るなど)ことを防ぐため、以下の注意点と対策をお願いしております。

  • 塗り足し:背景色や画像を仕上がりサイズの外側(上下左右3mmずつ)まで伸ばし、白い縁が出ないようにしてください。
  • 文字切れ:断裁されては困る文字やデザインを、仕上がりサイズの内側に配置してください。(一般的には仕上がり線から3mm~5mm以上内側を推奨)

※ お客様のデータ作成時のご協力により、よりご満足いただける仕上がりとなりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

断裁ズレが目立ちやすいデザイン

断裁時に発生するわずかなズレは避けられませんが、デザインの要素配置によって、そのズレが視覚的に大きく目立ってしまう場合があります。

目立ちやすいデザイン(非推奨)

仕上がり線の内側1mm~2mm程度の狭い幅で枠(フレーム)を作成されているデザインは、断裁ズレが非常に目立ちやすくなります。

目立つ理由(例:内側1mm幅のフチ) 断裁のわずかなズレが生じただけで、左右どちらか一方のフチが「無くなって見える」または「太さが均等ではない」状態になり、ズレが強調されてしまいます。 (特に3mm以下の細かなフチを作成された場合に、この現象が顕著になります。)

ズレが目立ちにくいデザイン(推奨)

断裁ズレを視覚的に軽減し、より安定した仕上がりにするため、枠(フチ)を作成される際は、以下の幅を推奨いたします。

  • 推奨: 枠(フレーム)は、仕上がり線の内側3mm以上に配置していただくことを推奨いたします。
  • 対策の理由(例:内側3mm幅のフチ) 断裁のわずかなズレが生じたとしても、フチの幅が3mm以上あれば、そのズレの割合がフチの幅に対して小さくなるため、フチの太さが「均等ではない」という印象が目立ちにくくなります。
  • 白フチの場合: デザイン全体が白いフチで構成されている場合でも、同様に3mm以上のフチで作成することにより、断裁ズレが目立ちにくくなります。

センター揃えデザインと断裁ズレの対策

センター揃えのデザインが目立ちやすい理由

文字や図形などを仕上がりサイズに対して厳密に中央(センター)に揃えて配置した場合、断裁時にわずかなズレが生じると、以下の現象によりズレが目立ってしまいます。

  • 視覚的な影響: 人間の視覚は中央からのズレに敏感です。断裁が1mmずれただけでも、左右の余白が不均等になることで、「中央からずれている」という印象が強調され、ズレが目立ちやすくなります。

推奨される配置(目立ちにくい例)

断裁ズレの影響を視覚的に軽減し、安定した仕上がりにするためには、仕上がり線からの距離に余裕を持たせることが非常に重要です。

  • 推奨配置: 断裁されては困る文字や重要なデザイン要素は、仕上がり位置(断裁線)の内側3mm以上の配置に余裕を持たせてください。

お客様にご満足いただける印刷物をお届けするため、特にセンター揃えのデザインは、仕上がり線から内側3mm以上の配置の余裕を確保していただけますようお願い申し上げます。